みずさばべっこう

twitterアカウント @ne_cotte の140文字に収まらないものの置き場。

ドール用のツノの磁石を外す・逆にする

みなさん、フルチョしてますか?

すごい挨拶ではじめてしまいましたが(挨拶だったのか…)2019年ごろから「フルチョイスしたドルフィーのオプションパーツとして、『シュピット式ヘッドデコレパーツ』が加わり」ました。今日が2021年の12月1日なので、もうすっかり定着した感がありますね。

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FCS-OP-01 リアル毛並みのねこ耳パーツ フロック加工)

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FCS-OP-04 垂れ耳パーツ フロック加工)

 

ちょっと具体的に言うと「猫耳、狐耳、ツノ」などヘッドを装飾するオプションで、このオプションを選択したフルチョイスモデルのヘッド蓋には磁石が埋め込まれます。

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(この子はノーメイクでオーダーした子なのでわたしがメイクしてます!フルチョイスのメイクはこんな拙いものではないのです)

位置としては耳のやや後ろあたりですね。顔を挟むように左右1つずつ、直径12mmほどの大きな磁石が埋め込まれています。

※この子はSDM13番で、フルチョイス当時にはシュピット式ヘッドデコレパーツは選べなかったのですが、のちにオプション販売キャンペーンでパーツを申し込む際にヘッド蓋を加工していただけました。2022/1/11まで行なっているキャンペーンでも同じ対応をしていただけたはずです。

 

で、ウィッグを被せたまま、これも磁石入りのヘッドデコレパーツをポン!と置いたらくっつく!

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便利ですね。可愛いですね

 

さて、ドルフィーの歴史は長いので、実はボークスさんがシュピット式ヘッドデコレパーツをラインナップに加える以前から、各種海外メーカーや個人ディーラーさんの手によって「磁石式のツノ、猫耳」は数多く販売されてきた歴史があります。わたしもツノは大好きなので、イベントには出向けない身でありながらいくつか所持しています。

ですが、残念なことにいくつかのツノは極が逆で、このヘッドの磁石にくっつきません。そりゃ「どの極をヘッド外側にするのか」なんて世界共通規格はないので当然ですね。歴史的事実からも言うとボークスさんが動き出す前からあるモノなので、仮に合わせようと思ったとしても合わせようがない。

 

ですがわたしは横着です。

そもそもつけたいツノの向きに応じて、ウィッグ外してヘッドの磁石付け替えて、またウィッグを被せて、変な見た目になってることが多いのでセットして、さあやっとツノ…は非常にハードルが高い。

 

なので!家にある全部のツノの磁石をシュピット式ヘッドデコレパーツの向きに合わせることにしました!

(さすがにボークスさんが途中で変えてきたりはしないだろうな…と思って、願って)

 

最初は接着剤剥がしやうすめ液で外そうと考えていたのですが、twitterで「お湯やドライヤーであっためたら取れるよ」とアドバイスをいただいたのでやってみることにしました。

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(うすめ液、付けて放置したりもしたけど、ほんとびくともしません)

 

さて今回熱処理で剥がすツノです。

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海外メーカー製のご立派なツノです。SD13B向けのヘッドでも存在感が負けません。これを日常的につけたり外したりしたい!

熱を当てて接着剤をゆるめ、磁石でくっつけて取り外すという寸法です。引っ張る側の磁石には手で持つところがあったほうがいいので、パッケージがこんなのだったらもうこのまま使いましょう。無かったら厚紙にガムテープで磁石を貼るといいです。

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ですがうちのドライヤー、熱は控えめなようで、ターボモードで5分熱してもびくともしない……

そんなわけで出てきましたエンボスヒーター。昔レジン工作をやっていた時の名残でとってあります。これ、何かというと、人体に当てちゃいけない熱い風が狭い範囲に出るやつです(ざっくり説明)

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風を5分当てます。んっ、100均のカッターマット、変形してきた…

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場所を変えて、新聞紙の印刷してないもの(梱包用とかにAmazonで売ってたりします)をくしゃくしゃにしたやつに乗せて熱風を当て…んっ、ヤケてきた?

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ま、まあ外側は焼けてないからヨシ!(ざっくりだなあ)

 

で、どっか持ち手のついてる磁石でくっつけて剥がします。冷えたら取れない(はず)なのでスピード勝負。

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接着剤がべっこう飴のようですね。

 

外した磁石をツノに戻したいので、極性(どっちがくっつく面か)を確認します。

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くっついたら、外側になった面に油性ペンで印をつけます。バツでも、マルでも、広く塗ってもいいです。

ドールにインクがつかないように!

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印がついた面を埋め込むように貼り付けます。

印がついた面に接着剤を塗っておく、もしくは

ツノのくぼみに接着剤を塗って、印のついた面をはめこむ。

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印が見えなくなるように磁石を貼れれば正解(のはず)です。

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※ツノの磁石の印ですが、もう「逆に付け直す」と分かっていれば、ツノから外す前に磁石塗っちゃってもいいかもしれません。

(今外になっている面を内側にしたいので、印の付け方はこれでよい)

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接着剤は何にでも相性が良く、屋内でも使えるらしいものを選びました。普段から簡単な修理によく使っているものです。

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ツノが無事つきました!

 

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※本来はSDサイズヘッド向きなのでこんなサイズ感でしたね(この人はシュピット加工されてないので参考写真です)

 

覚え書き程度のものですが、お読みいただいた方のドールライフの参考になれば幸いです。