みずさばべっこう

twitterアカウント @ne_cotte の140文字に収まらないものの置き場。

MSDポーズ改善〜キャストドールに針金を仕込む〜

※ドールの裸、バラバラ画像など出てきます

※ドールを分解する&テンションゴム入れ替えがはじめての方は、いろいろ注意点があるため適切な資料を手元に行ってください。ボークスさんだと「こまめのちょこっとカスタムレッスン1」という書籍に載っています。 

「キャストドールに針金を仕込む」という手段が取れることをTwitterで教わったので、MSDの身体をSDMに近いくらいポージング得意にするべくチャレンジすることにしました。

 

とはいっても、基本的にはこちら様のブログ記事をほぼほぼそのまま参考にしています。

 【...n.k.u....さん→ http://autumnhydrangea.web.fc2.com/doll/custom/0910este/0910este-3.html

 

とりあえず、私がMSDにやった時はこうだった、という内容になります。

 


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用意するものは

・自遊自在

・ニッパー(自遊自在を切ります)

・熱収縮チューブ

・キャストドール用のゴム引き

・クランプ(2個あるとやりやすい)

 

用意した針金は「自遊自在」の2mmでしたが、これ表面は被覆されてても切った先は尖っているはずだが大丈夫かな?と思ったので、釣り具の「熱収縮チューブ」を使って先を被覆することにしました。

※自遊自在も熱収縮チューブも、ヨドバシドットコムで送料無料で買えました


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1cmくらいに切ってから


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自遊自在の切り口に、少し先を余らせて差し込み


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ドライヤーなどで温風を当てて、熱収縮チューブを縮ませます。

(※私はドライヤーの風が強すぎて小さく切ったチューブが飛んでいくのを危惧してエンボスヒーターでやったのですが、ドライヤーより高温になるため作業用の下敷きがダメになりました)

 
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針金の仕込み方としてはこんなイメージです。右手の指先から右足のつま先までで1本、左手の指先から左足のつま先まででもう1本。あわせて2本です。

ただし、針金は手首足首の固定に使うわけではないので、少し短めのほうが良いですね。すねや前腕は真ん中くらいまで通っていればいいでしょう。むしろ手首辺りまで出てきてしまうと、ハンドパーツの取り付けが難しくなり、すねや腕の中まで押し込むことになります。

(2017/08/14 追記:写真の長さでは長すぎて支障をきたしたので調整しました。MSDの場合35cmくらいが適切です。すねや前腕の中ごろまで届き、決して足首手首には届かないように)

 
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イメージとしては、テンションゴムが入っている穴に沿って、自遊自在も一緒に入れる感じです。


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ゴム引きでゴムを引きながら


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引き終わったところに自遊自在を入れる(自遊自在は針金でしっかりしてるので、テンションゴムと違って引かなくても入れられる)

テンションゴムが入ってから自遊自在も追いかける、という感じです。


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テンションゴムはすぐ戻ってしまうので、クランプでこまめに止めます。オフィスソフトやフォトショップで言う「こまめな保存」です。これをしてないと作業が手戻りすることもあります。


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こうして、作業の終わりが確認できたら、終わった作業の方のテンションゴムの先(この場合手首)をクランプではさんでから、肘のほうのクランプを外します。


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そう!これです。針金が長いと手首にまで突き出てしまい、手首パーツの邪魔になります。私は少し押し込みました。



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そして脚も同じ要領で。

(まだ作業しない左脚もテンションゴムは通ってるので、左脚の付け根をクランプで止めています)


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テンションゴムが先、自遊自在はいったん肘膝から出てても構いません。このへんはやりやすい方法で。

 

さて自遊自在、どのくらい自由自在なのでしょうか!?(ややこしい)

今回は自遊自在導入のみでの効果を見るため、前回仕込んだKIPSは手首足首以外すべて外しました。


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見ての通り、特に腕の保持力で目覚ましい変化がありました。

下半身も、足組みもできる上に(男の子でやりたいかは別として)ぺたんこ座りも問題ありません。

 

残りの課題は「自立の保持力」くらいになってきました。やはり(隣にいる)SDMには勝てないのか…と思ってましたが、これはMSDだとかSDMだとかの問題ではないことに気づきます。

 

オーダーシートに書かれていた「とあるオプション」の違いだったのです。

(続きはまた、別の記事で)